学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

人間社会科学研究科

1.各領域の専門的知識・専門的技能と幅広い学際的な知見を身につけ、人間と社会に関する問題を深く理解することができる。

2.人間と社会に関する諸問題について、独自の課題を設定し、その解決に向けて、専門的な方法で分析することができる。

3.地域および現代社会における諸問題について、多様な人々と協働して問題解決にあたることができる。

 

社会創成専攻

1.人間と社会に関する各領域の専門的知識・理論・研究法と幅広い学際的な知見を身につけ、人間と社会に関する問題を深く理解することができる。

2.人間と社会に関する諸問題について、独自の課題を設定し、その解決に向けて、必要な情報を収集し、専門的な方法で分析することができる。

3.地域および現代社会における諸問題について、専門的知識・研究成果・問題解決策を、学際的知見を踏まえて、多様な人々に的確に表現し、協働して応用・実践的に問題解決にあたることができる。

 

法政コース

養成する人材像

1.法学・政治学に関する専門知識を身に付け、それに基づき、地域および現代社会の諸問題を法学・政治学の専門的領域と人間と社会に関する学際的領域から理解し、これを応用して諸問題の解決に向け積極的にとりくむことができる人。

2.地域および現代社会の諸問題の解決に向けて、法学・政治学の専門知識を他者に伝え、的確に研究に必要な情報を収集・分析すると同時に可視化し、多様な人々と協働し共生社会を先導して地域社会の未来を創成することにとりくむことができる人。 

学位授与方針

1.法学・政治学に関する諸領域の理論および研究方法について専門的知識を身につけている。

2.専門知識に基づいて、人間と社会を深く理解することができる。

3.法学・政治学の専門知識、および、人間と社会の学際的知識に基づいて、人間と社会を深く理解する力とその問題解決に向けて、的確に研究に必要な情報を収集・分析・可視化することができる。

4.地域および現代社会の諸問題の原因について、的確な情報により、法学・政治学の学術的理論、および、人間と社会に関する学際的研究を応用して分析・研究することができる。

5.地域および現代社会の諸問題の解決に向けて、法学・政治学の専門知識を他者に伝え、多様な人々と協働し共生社会を先導して地域社会の未来を創成することにとりくむことができる。

6.地域および現代社会の諸問題について、他者との議論を通じて法学・政治学の学術的理論に基づく考えをまとめ、その応用としての解決策を多様な人々に対して的確に表現できる。

7.高度専門職業人として必要な法学・政治学理論と技法に基づき学際的な視点に立って、応用・実践的に社会問題の解決に着手することができる。

 

地域経済コース

養成する人材像

1.経済学に関する専門知識を身に付け、それに基づき、地域および現代社会の諸問題を経済学の専門的領域と人間と社会に関する学際的領域から理解し、これを応用して諸問題の解決に向け積極的にとりくむことができる人。

2.地域および現代社会の諸問題の解決に向けて、経済学の専門知識を他者に伝え、的確に研究に必要な情報を収集・分析すると同時に可視化し、多様な人々と協働し共生社会を先導して地域社会の未来を創成することにとりくむことができる人。 

学位授与方針

1.経済学に関する諸領域の理論および研究方法について専門的知識を身につけている。

2.専門知識に基づいて、人間と社会を深く理解することができる。

3.経済学の専門知識、および、人間と社会の学際的知識に基づいて、人間と社会を深く理解する力とその問題解決に向けて、的確に研究に必要な情報を収集し統計的な手法により分析・可視化することができる。

4.地域および現代社会の諸問題の原因について、的確な情報により、経済学の学術的理論、および、人間と社会に関する学際的研究を応用して分析・研究することができる。

5.地域および現代社会の諸問題の解決に向けて、経済学の専門知識を他者に伝え、多様な人々と協働し共生社会を先導して地域社会の未来を創成することにとりくむことができる。

6.地域および現代社会の諸問題について、他者との議論を通じて経済学の学術的理論に基づく考えをまとめ、その応用としての解決策を多様な人々に対して的確に表現できる。

7.高度専門職業人として必要な経済学理論と技法に基づき、学際的視点に立って、応用・実践的に社会問題の解決に着手することができる。

 

人文社会コース

養成する人材像

1.日本および外国の言語・文化・歴史・社会・福祉に関する専門知識、および、幅広い学際的知見に基づき、地域社会、およびそこに生きる人間の抱える問題に対して解決策や指針を提言できる人。

2.自らの言語や文化を相対化し、客観的に分析することができ、その能力によって人間の多様性が尊重される共生社会の実現を先導できる人。 

学位授与方針

1.言語・文化・社会・福祉に関する諸領域の理論および研究方法について専門的知識を身につけている。

2.専門知識、および、人間と社会に関する学際的知見に基づいて、個別の事象を理解することができる。

3. 既存の言説を批判的に検討することによって、独自の研究課題を設定することができる。

4.人間と社会に関わる諸問題を解決するために必要なデータを収集し、整理することができる。

5.収集した情報を専門的な枠組みと学際的知見に基づいて分析し、論理的に結論を導くことができる。

6.異文化や過去への関心を持ち、自文化を相対化して考えることができる。

7.地域社会の諸課題に、専門的な視点から主体的にとりくむことができる。

8.身につけた専門知識や技能を多様な人々が共生する社会の実現のために役立てようとする意欲・態度をもつ。

9.自らの考えを、文章や口頭で、多様な人々に対して、論理的・説得的に表現できる。

10.身につけた専門技能に基づき多様な人々に対して適切な提言を行うことができる。

11. 多様な人々と円滑に交流・協働し、自らの専門性を活かしながら、学際的な視点に立って、応用・実践的に地域および現代社会の諸問題にとりくむことができる。

 

 

健康・行動科学コース

養成する人材像

1.人間の心身の健康および行動に関する専門知識・学術的理論、および、幅広い学際的知見に基づいて、人間の心身の健康と行動に関する問題に科学的にアプローチして、問題解決に取り組める人

2.人間の心身の健康および行動の諸問題について必要な情報を収集・分析することで解決法を提案し、多様性が尊重され、多様な人々が共生する未来社会の創成を先導することができる高度専門職業人および知識基盤社会を支える高度で知的な素養のある人

学位授与方針

1.人間の心身の健康や行動に関する領域において、高度な学術的理論および専門的知識・研究法を身につけている。

2.専門的知識や理論、および、人間と社会に関する学際的な知見に基づいて、人間や地域が抱える健康に関する諸問題を学術的側面から理解することができる。

3.健康に関する諸問題を解決するために、必要なデータを収集し、専門的な研究手法と学際的知見に基づいて分析し、論理的に結論を導き出すことができる。

4.人間の多様な行動の仕組みやその変容を促す技法、さらには、心身の健康に関する諸問題について独自の研究課題を設定し、探求することができる。

5.地域および現代社会における諸問題に対して、学際的な視点に立って、多様な人々と協働して、応用・実践的に解決することができる。

6.専門的知識や研究成果を積極的に社会に還元する態度を有し、未来社会の創成を先導することができる。

7.地域および現代社会の諸問題について、身につけた専門的知識・専門技能に基づき、その解決策を多様な人々に適切に提言をすることができる。

 

臨床心理学専攻

養成する人材像

1.高いレベルの臨床心理学的な査定・面接・地域援助能力を基盤としてカウンセラー等として活躍できる力量を持ち、幅広い学際的な知見に基づいて、臨床心理学的問題解決に取り組める人

2.臨床心理実践を通して臨床の知を創造する研究を計画・実施することができる高度専門職業人として、多様性を持った人間がその多様性を尊重されて共生し、一人一人がその人らしく生きることができる未来社会の創成を先導していける人

このような人を養成するためには、種々の技法に基づく臨床心理査定能力を身につけること、対象者(クライエント)との面接によって対象者の訴えを的確に聞き取ることが必要である。そして、対象者の抱える問題を対象者とともに考え、その課題を発見し、対象者に寄り添いながらその問題解決に資する援助を行うべく課題を分析する力が必要である。また、対象者の置かれた様々な社会的文脈を学際的に理解し、地域の多様な職種の人々と協働して問題解決にあたれる力を育てる必要がある。また、自らの臨床心理実践を通して、多様な人々の共生する社会の創成に貢献する力を育てる必要がある。

学位授与方針

1.臨床心理学的の支援の実践につながる細やかな臨床心理査定を行うことができる。

2.クライエントとのコミュニケーションから彼らの心の訴えを的確に聞き取る臨床心理面接を行うことができる。

3.臨床心理学的問題の地域特性について臨床心理学の視点から理解し、かつ幅広い学際的知見に基づいて理解することができる

4.地域の多様な関係機関の専門家と協働して、個別の事例への対応に当たる連携を行うことができる。

5.臨床心理学的問題を抱える多様な人々を包括的に支援することができる。

6.個々の臨床心理実践を通して課題を発見し、その解決に資する臨床の知を創造する研究を遂行し、人間と社会に関する学際的知見に基づき分析することができる。