健康・行動科学コース

科目
区分
授業科目の名称 講義等の内容
健康・行動科学コース 研究指導科目 健康・行動科学演習 健康・行動科学各分野に関する基礎から応用までの研究方法を理解し成果を表現する総合的な力を身につけることを目指す。そのため、我が国や諸外国の健康維持・増進や疾病予防・介護予防、およびその基礎的な心身のメカニズムに関する学術誌の論文の検索方法、研究テーマの精査、研究仮説の設定、研究計画書の修正、研究手順、統計処理の仕方、結果の論文形式へのまとめ方を修得できることを目標とする。
コース基盤科目 健康・行動科学基礎論
健康・行動科学の学問領域を理解し、基本的な意欲・態度を身につけることを目的とする。各専門分野の教員がオムニバス形式により、それぞれの分野の研究内容や文献を紹介し、現状や課題等について講義する。
 
コース専門科目 健康科学特論I 日常生活活動や運動・スポーツ(総じて身体活動)の実践は健康へ良い影響をもたらすことがわかっている。健康の保持増進のための身体活動の在り方について、ヒトの動きの特性や生理的反応、行動変容等の視点から、国内外の知見を紹介しつつ理解させ、未解決の課題について議論する力を養う。
健康科学特論Ⅱ 本授業では現代社会を生きる人々が抱える健康課題について概観する。現代社会で多く見られる様々な病気について身体や精神面さらには社会面からアプローチし、疾病構造とその基となる生活習慣を理解するとともに病気を予防する方策を理解する。さらには病気を抱える人々をサポートする社会基盤を理解する。
食品機能・加工学特論 健康志向が高まる中、食品の機能性が注目されている。特に食品が有している生体調節機能については、健康の維持・増進、そして疾病の予防と治療に役立つことから特に関心が高い。しかし、食品には生体調節機能の他にも栄養性、嗜好性の重要な機能がある。本授業では、それぞれの機能について理解させる。
臨床・社会・環境医学と高度情報学の接点 医学の進歩を情報学の進歩と照らし合わせて理解することを目指します。病理学、環境保健、臨床検査、医療情報を主な視点として、情報との係わりを学びます。更に、人間の置かれる地球環境にまで視野を拡げ、今後の情報社会を見通します。また、それぞれの取り組みを正しく理解するべく、情報技術についての基礎的な事項も併せて学びます。
心理学特論Ⅰ 認知科学の立場から、人間の知覚、社会的認知、認知発達に関する心理学の最新のトピックについて講義する。
心理学特論Ⅱ 発達科学・学習科学の立場から、人間の発達・学習にまつわる諸現象、発達・学習に関連する諸要因について、心理学の最新の知見に基づいて講義する。
健康科学特別演習IA この授業では、身体活動科学、栄養学、衣服学、病理学、公衆衛生学など健康科学にならびに周辺領域に関する諸問題やその対策について、インターネット、図書、学術サイトなどを活用して最新の学術情報を入手して基盤となる考え方を学び、これまでの研究成果を把握し、未解決の問題を明らかにする力を養う。
健康科学特別演習IB 具体的な課題を設定して研究を進めながら,健康科学分野の研究の基礎となる知識や手法を獲得する。具体的には,研究に必要な機器や装置の操作や測定原理、分析方法、データの収集・解析方法など、実験・調査などの研究手法を学ぶ。
健康科学特別演習ⅡA 修士課程1年目で得た知識および分析・測定スキルを土台として、研究課題,研究計画,研究方法について検討し,実際に健康科学分野の調査・実験等の研究計画を立て実施する力を身につける。周辺の研究領域も視野に入れて、高度な研究を計画し、実施する能力を養う。
健康科学特別演習ⅡB これまで修得した知識とスキルを活用し、自ら研究を実施する。得られたデータについて分析・解析し、ゼミ発表や専門分野単位での議論を通して、研究成果を公表する力を身につける。
精神保健学特別演習IA 精神保健の基礎知識、疫学を理解し、効果的な第一次、第二次、第三次予防対策を立案することができるようになるために、精神保健学の基礎および精神保健対策の科学的根拠を学ぶ。
精神保健学特別演習IB 個人の行動特性と精神保健に関する問題を考え、精神の健康を維持するために必要な保健行動や社会資源を考える。対象との援助関係を成立させるために必要なプロセスを理解する。
精神保健学特別演習ⅡA 精神保健に関する諸問題のリスクや介入等について、課題を明らかし、その研究方法を検討する。科学的根拠に関連する国内外の学術文献に対する考察を行う。
精神保健学特別演習ⅡB メンタルヘルスの専門職として必要とされる知識・技術を活用し、自ら研究を実施する。得られたデータについて分析・解析し、ゼミ発表や専門分野単位での議論を通して、研究成果を公表する力を身につける。
心理学特別演習IA 実証的な心理学の各分野について、最新の研究論文を講読して基盤となる考え方を学び、これまでの研究成果を把握し、未解決の問題を明らかにする力を養う。各受講生の関心に基づいて、受講生が研究論文を紹介し、現在の到達点と今後の展開の可能性を述べ、教員や他の受講生とディスカッションをするという形式で行う。自分の関心に応じた研究論文を自分で探し、それを読みこなし、プレゼンを行うことが求められる。
心理学特別演習IB 実証的な心理学の各分野について、実際の研究の補助を行いながら、実験プログラムの作成、コンピュータによる刺激制御、脳波計などを用いた生理学的指標の計測手法、アイトラッカーによる視線計測、乳幼児を対象としたデータ収集法、質問紙の作成法など、研究に必要な機器の操作・データ収集の方法など、実験・調査などの研究方法を学ぶ。
心理学特別演習ⅡA 実証的な心理学の各分野について、自ら研究計画を立て、それを実施する力を身につける。これまでの研究成果を踏まえ、周辺の研究領域も視野に入れて、オリジナルで高度な研究を計画し、研究の実施に必要な技術や能力を身につけ、実際に研究を遂行していく能力を養う。
心理学特別演習ⅡB 実証的な心理学の各分野について、自ら研究を実施し、得られたデータを分析し、成果を公表する力を身につける。それぞれの研究に応じて適切な分析方法を考え、それを実行し、得られた分析結果を実験心理学的観点から考察し、その学術的価値を認識できるようにする。さらに、研究の成果を他者に対して明確に説明・発表できるようにする。

履修モデル・時間割(健康・行動科学コース)[PDF:616KB]