人間社会科学研究科には,社会創成専攻と臨床心理学専攻の二つの専攻を置き,社会創成専攻には,法政コース,地域経済コース,人文社会コース,健康・行動科学コースの4つのコースを設けています。コースへの配属は、研究計画書に基づき、入学直後に行います。

 社会創成専攻概要

教育課程の特色 

【法政コース】

法政コースは、法学・政治学の専門的な知識に基づき、地域社会で活躍する法律専門職(司法書士、行政書士、税理士等)になるための必要な知識能力や、地方行政職員のリカレント機能、NPO 法人職員等にも必要な高度な専門知識能力を習得することによって、地域の社会問題の分析やこれに対応する行政上の政策の分析・提言を行える人材を養成するコースです。そのために地元弁護士会、自治体・企業・各種団体等と連携して地域の諸課題に即した実践的教育を一層充実させるとともに、地域社会や行政に関するデータ分析を活かし可視化する教育を取り入れています。また、社会制度や社会現象に関する探究に加えて、地域社会を構成する個としての人間のあり方を把握することが、新法政コースの新しい特徴です。例えば、行政サービスの向上や業務改革につながるデータ分析を強化することや、学際的な研究によって地域社会で実際に生活する人々の心の健康・福祉の問題にまで踏み込んだものにすることによって実効性が得られると考えています。そして、法学・政治学の専門的な知識と研究成果を可視化することによって社会に還元し、地域の未来を実践的に創成する人材を養成します。

【地域経済コース】

地域経済コースは、地域の経済問題・金融問題を理論的かつ統計的に分析することによって、グローバル化する地域の経済現象を、事実とデータに基づいて将来予測をしたり政策提言を行ったりすることができる人材を育成するコースです。修了生は地域の企業や金融機関等で中核として活躍することが期待されます。そのために地域の経済分析においてビッグデータ・オープンデータなどのデータ分析を取り入れた教育を一層充実させています。

また、地域の経済課題を国際的な視点から捉えることができるように人文社会コースの外国文化分野との連携や、経済活動を構成する個としての人間にアプローチするために健康・行動科学コースと連携した教育を進めています。例えば、行動科学との学際的研究による行動経済学・実験経済学の手法を取り入れた実践的な研究によって実効性が得られると考えています。そして、地域経済を社会・人間の両面から把握し、地域の未来を実践的に創成する人材を養成します。

【人文社会コース】

人文社会コースは、地域や国際的な場において、新たな共生社会を切り開いていく創造力をもった人材を社会に送り出すことを目的としています。そのために、人文・社会科学の諸分野、すなわち社会学・社会福祉学・文化人類学・地理学・歴史学・考古学・言語学・文学・哲学・芸術学・文化交流論といった学問を基盤としつつ、諸学問間の連携の中で、創造性の基盤となる多様な視点と、実践に移す方法を涵養します。本コースの特徴は、人文学と社会科学の融合から創造性を育もうとする点にあり、さらに他コースとの連携により、現代社会において人間が抱える諸問題についてより広い視野をもつ機会を与え、また、ミクロとマクロの両面から人間を捉える力を養成します。また学問分野や研究テーマの特性に応じ、隣接科学としての自然科学の諸分野を学び融合できる体制を整えています。本コース修了後は、例えば公務員、文化財関係専門職、中学校及び高等学校教員、国際交流事業関連職、社会福祉事業所職員、ジャーナリスト等として、在学中に培った専門的な分析力と応用的な実践力を地域社会に還元することが期待されます。

【健康・行動科学コース】

健康・行動科学コースは、人間の心身の健康や行動について、主に自然科学的な手法を用いて、客観的にその仕組みを明らかにし、問題を解決していく力をもった人材を養成するコースです。個々の人間の身体的な機能はもちろん、心理的な機能についても、客観的な行動や生理指標などに関するデータ収集を行い、それを分析することで、結論を導く力を身につけます。また、社会科学的な方法を用いる教員が豊富にいる他のコースと連携することで、学際的に、心身の健康について、社会的要因からも考察できる力を身につけます。そして、自らの身につけた専門的知識と研究成果を社会に還元して未来社会を創成する人材を養成します。修了後の進路としては、ヘルスケアビジネス・スポーツビジネス関係、企業における調査部門や健康食品などの応用研究部門、公務員心理職、精神保健福祉関係職などが想定されます。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

カリキュラム・ポリシー

アドミッション・ポリシー